発症すると、発熱や咳などの呼吸器症状が認められています。
感染経路は現在のところ調査中ですが、ウイルスに汚染された環境にふれることによる接触感染、患者の咳などでとんだ飛沫(しぶき)を吸い込むことによる飛沫感染が考えられています。
一般的な衛生対策として、咳エチケットや手洗いなどを行っていただくようお願いします。
また、十分な栄養と休養、人込みを避けるなども有効です。特に、換気が悪く、人が密に集まって過ごすような空間に集団で集まることは避けましょう。現時点では、新型コロナウイルスを予防するワクチンはありませんので、発熱や咳などの症状がある人との不必要な接触は避けましょう。接触をした場合は十分に手洗いをしましょう。
WHOの知見によれば、現時点で潜伏期間は1~12.5日(多くは5~6日)とされており、また、これまでのコロナウイルスの情報などから、未感染者については14日間にわたり健康状態を観察することが推奨されています。
また、一般的には、肺炎などを起こすウイルス感染症の場合、症状が最も強く表れる時期に、他者へウイルスを感染させる可能性も最も高くなります。したがって、可能性は低いとみられるものの、新型コロナウイルスについては十分解明されていないこともあるため、一般的な感染症対策や健康管理を心がけてください。
手など皮膚の消毒を行う場合には、消毒用アルコール(70%)を、物の表面の消毒には次亜塩素酸ナトリウム(0.1%)が有効であることが分かっています。また、ウイルスが付着した恐れがある衣服等については、熱湯消毒(80℃、10分間)も有効です。
詳しくは国立感染症研究所のホームページ「
新型コロナウイルス(2019-nCoV)」に掲載の関連するガイダンスをご参照ください。
マスクは、咳やくしゃみによる飛沫及びそれらに含まれるウイルス等病原体の飛散を防ぐという効果があり、基本的には咳やくしゃみがある人が使用するものです。
予防については、まずは、一般的な衛生対策として、咳エチケットや手洗いなどを行っていただくようお願いします。